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  • 2018.06.03 Sunday

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    査定価格の位置づけ

    • 2018.06.03 Sunday
    • 13:17

    JUGEMテーマ:住宅

     

    不動産は個別性が強く、価格の判断が難しいものがあります。多くの不動産会社より、様々な金額提示がございますが、不動産価格に関する基本的な捉え方を理解しておかないと誤った判断となってしまいます。

    不動産の売却査定において、価格の位置づけがございます。

    1)取引事例比較法

    土地やマンションの評価で用いられる方法。査定対象となる土地やマンションに類似する事例と立地や周辺環境、物件の条件を比べることで算出されます。

    2)原価方式

    主に建物(戸建て)の評価で用いられる方法。新築時の価格に対する現時点での評価をする。築年数、建物のグレード、広さ、状態などとリフォームや点検、保証などの付加などから算出されます。

    3)周辺相場からの相対評価

    1や2で算出された価格に、現在売り出されている競合物件との相対的な位置づけにて算出されます。1の過去と比べ、相場の変動を加味し、2の原価から、購入層の好みや動向などにて調整します。

    4)売り出し価格

    上記1から3までの価格を参考にして、住宅ローンの残債、住み替えに必要な金額、住まいへの気持ちや売主のご意向などを考慮し、販売を開始する金額を決めます。

    5)成約価格

    売り出し価格にて販売活動を行った結果、買主が現れ価格等の条件交渉が行われて合意した金額です。

    ■不動産価格の特徴

    同じ地域の土地や同じマンションでも、立地条件や物件自体の特徴によって価格は変わります。同じ物件でも取引時期によって価格は変わるため、市場全体の動向も踏まえて検討する必要があります。

    最終的な取引価格は、売主と買主が個別に希望条件を調整し、合意に至ったときにはじめて確定します。

    査定結果の金額だけでなく、その根拠や説明など各社の対応をみて、売却を依頼する(媒介契約を結ぶ)不動産会社を選びます。査定結果に差が生じる場合もありますが、価格の根拠が丁寧に説明され、その説明が合理的で納得できるものかを判断しましょう。

    不動産会社にはそれぞれ得意分野があります。得意分野を組み合わせながら、最適な依頼方法をお選びください。

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    家を購入するとき、重要なのは立地か建物か

    • 2018.06.02 Saturday
    • 18:54

    JUGEMテーマ:住宅

     

    家を買う時、考えるべき基準が二つあります。一つは「消費財」としての使いやすさ・暮らしやすさ、もう一つは「資産」としての売りやすさ・貸しやすさです。

    乱暴な分け方になるかもしれませんが、住まいのうち消費財となる部分は主に内部要因で、建物の広さや間取り、設備の新しさや充実度、陽当たりや風通し、さらにマンションなら所在する階、管理状況、共用施設などになります。

    資産性の部分は主に外部要因となる立地であり、駅からの距離や移動のしやすさ、都市部・都心部への距離、商業施設・生活施設・教育施設などの利便性、周辺環境と安全性などになります。

    どちらも兼ね備えれば、住みやすくもなり、資産性も高まりますが、その分、購入するときの費用も高くなります。

    どんな状況になってもそこにずっと暮らす、ということであれば、使いやすさ、暮らしやすさを重視して選ぶということでもよいのですが、購入時には思いもよらないことが長い人生の中では起こります。

    中長期的なトレンドでは下落傾向にある不動産市場を考えた場合、まずは、資産性(売りやすさ、貸しやすさ)を重視しないと、いざという時にまったく身動きできなくなってしまいます。

    多く見られる代表的なパターンは、会社が移転となり通勤時間が長くなって住み替えを考えるも売れない、離婚して住み替えとなるも売れない、戸建てに住み替えたいも売れない、住宅ローンの返済が厳しくなるも売れない、近隣との関係から住み替えたくても売れない。

    売れない理由は、物件そのものの問題ではなく、不動産価格が下がり、住宅ローンの残高が相場よりも超過していることにあります。(例:当初4000万円で購入、現在の相場から売却価格は3000万円想定も住宅ローンの残債は3500万円)

    この先人たちの事例から購入の考え方を教えてもらうと次のようになります。

    1)いざという時に対処できる程度の住宅ローンの組み方をする(予算)

    2)自身の生活スタイルに合う資産性が高い地域を選ぶ(立地)

    3)選んだ立地と計算された予算で購入できる住宅から暮らしやすい住宅を選ぶ

    逆にいけないパターンは、住まいの設備や新しさに惹かれて、予算を上げていく、立地条件を悪くしていくこと。

    同じ立地条件なら価格が高い新築よりも安い中古を選ぶと、同じ予算なら駅から遠い新築よりも駅近くの中古を選ぶと、資産性(家計や人生の安全度)が高まります。

    また、売却のお手伝いをしていて感じるのは、特に状況の変化がなくても住み替えをしたくなる要因の多くは外部要因です。逆に言えば、外部要因に満足していると暮らしやすく満足・快適度が高まるということです。

    住んでみて「失敗したなぁ」と感じることが多いのもこの立地なのです。建物は、問題があっても後から工夫するなど改善の余地があります。しかし、立地は、個人の努力ではどうしようもないため、快適に暮らすためには、立地をしっかり選ぶことがとても大切になります。

    いずれにしても、1に予算、2に立地、3,4飛ばして、5に建物です。(建物への許容範囲はそれぞれあるかと思いますが、中古でも新しさ、快適さが見劣りしない物件もあります)

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    空き家になったら早めに売却を

    • 2018.06.02 Saturday
    • 13:02

    JUGEMテーマ:住宅

     

    昭和期の一般的な夢は、結婚して、家を買って、クルマを持ってというものでした。その夢を実現するために郊外では、戸建てやマンションが大量に作られました。人口が爆発的に増加した高度成長期には、供給される地域が都心からどんどん離れていきました。

    それが今は、若者の低収入化(非正規雇用増加)から未婚者が増えたこと、生活スタイルや価値観の変化、都心部の高度利用なども相まって、郊外から都心部へとどんどん人が移り住む傾向は、押し寄せた波と引いていく波のようです。

    昭和期から平成期に移り変わる頃、バブルの真っただ中で、行楽地、観光地、避暑地などに多くのリゾートマンションが建てられましたが、今、とても悲惨な状況になっていることが特集されました。

    「1戸1万円!? 越後湯沢発、リゾートマンション価格暴落という大問題」(文春オンライン http://bunshun.jp/articles/-/5325 )

    記事の概要は、老後の住処として暮らしている方の介護や亡くなった後の処置、管理費や修繕積立金の滞納とモラルハザード、所有している人に重くのしかかる固定資産税や維持費用など、社会問題となっている。

    この記事では、問題がセンセーショナルなことからリゾートマンションが取り上げられておりますが、人口減少と生活スタイル・収入低下による購買力の低下、昭和期に大量供給された住宅ストック、今なお住宅が大量供給される状況は、一般住宅にも、同じような状況になることが目に浮かびます。

    このリゾートマンションで起きているようなことから、なにを感じ、なにを学び、どのように対応するか、資産の構成を考える必要がある。

    今後、団塊世代の方が高齢化し、お亡くなりになったり、施設へ移住したり、二世帯で同居したりするなどして、昭和期に購入した住宅が空き家となる。

    大半のケースで、住宅ローンの返済も終わっていることから、慌てて動く必要もないだろうと思ってしまうのは自然な発想ですが、引き波となっている不動産市場では早期処分が賢明です。

    価格が下落してだけではなく、毎年課税される固定資産税、戸建ての場合は庭の手入れや防犯などの管理、マンションの場合は管理費や修繕積立金の負担などが必要となります。その費用は年間で戸建てなら10〜20万円、マンションでは年間40〜50万円にもなります。

    価格が上昇するなら、その維持費用を負担しても回収できるかもしれませんが、下落傾向にある状況の場合、ダブルパンチとなって収入が減ってしまいます。

    こうした落とし穴にはまらないように、空き家となった場合、早め早めの判断が重要となってきます。郊外の住宅ではリゾートマンションのようなところまでには至っておりませんが、基本的な傾向は同じです。

    参考:ビッグデータが語る2030年の負動産(日経ビジネス http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/special/052900993/?ST=pc )

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    加速する住宅過剰社会への対応

    • 2018.05.25 Friday
    • 16:53

    JUGEMテーマ:住宅

     

    南柏駅から弊社までのバス通り沿いに、食品会社の倉庫がありました。解体工事が始まったと、防護柵に設置された看板を見ると「共同住宅」という用途とマンション業者の名が記載されていました。

    弊社から徒歩5分程度のところに、百本を越える大木の林がありました。今までは近隣住民の抜け道として通行されておりましたが、ある日、通行禁止の柵ができ、林の伐採作業が始まり、先日、不動産会社の看板が立ちました。おそらく、分譲住宅の開発が行われるのでしょう。

    この他にも、南柏駅から徒歩10分の子どもの広場(公園)が閉鎖されて、宅地開発工事が始まり、廣池学園(麗澤大学)の脇の林も新築マンションの工事が始まりました。社宅の跡地は、宅地造成工事が完了し、これから建物の新築工事が始まります。

    あちこちのミニ開発現場も合わせれば、いったい、どれだけの数の新築分譲住宅・新築マンションが供給されるのでしょうか。

    ある程度の世帯も人口もあり、生活利便性も有しているとは言え、都心部と違い、人がどんどん流入してくるほどのパワーはこの地域にありません。

    近年、東葛エリアでは、つくばエクスプレス沿線が人を吸収して街が発展していましたが、それでも、大量供給の流れで駅前の新築マンション販売は苦戦しています。

    人口減少社会、景気後退の状況にありながら、住宅過剰社会、大量供給が続くというちぐはぐな状態になっています。しかも、新築マンションで2000万円台から、新築分譲住宅は郊外だと2000万円を切る価格帯で販売されます。

    この結果、不動産市場は崩壊しつつあり、思うように(価格)売れないため、売却を諦めて放置される家も増えています。不動産を所持すると税金や維持管理費が必要となります。このため、俗に「負動産(ふどうさん)」と呼ばれる所以です。

    長期的に見ると、住宅を保有している団塊世代の方が高齢化により、施設に移住する、お亡くなりになるなどして、その住宅が子世代に引き継がれますが、これが若い世代に負担となることもあり、若者を中心に非正規雇用が増えていく社会では重荷になってしまいます。

    唯一好調だった不動産投資も、立て続けに起こったシェアハウスの不正融資(不正販売)から、不動産投資への融資が厳しくなってくると、逃げ道は塞がれます。

    今後の住宅・不動産についての考え方は、次の二つです。

    一つは、購入や保有の場合、クルマと同様に生活に必要な消費財と考え、資産性(売却時の金額)は考えない、ということは、自身の収入などの状況を見て負担にならない価格の住宅にする。クルマで燃費にこだわるように、住宅でも維持費(光熱費も)を重視する。

    もう一つは、住み替えや余剰住宅の場合、持っている不動産は早期に処分する、多少安くなっても早めに確実に売れることを重視する。

    先日、NHKスペシャルで「縮小ニッポンの衝撃 労働力激減 そのとき何が」という人口減少社会・高齢化社会の特集が放送されました。住宅も含めた社会全体で、この問題をどうしていくのか、分れ道にいるのかと思います。

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    これだけの危機的状況でも政治や行政は無知無関心

    • 2018.05.14 Monday
    • 16:58

    JUGEMテーマ:住宅

     

    何かの前触れなのか、販売部数を伸ばすための煽りきじなのか、先週、今週と、不動産市場の危機的状況を特集した記事が、多くの週刊誌に掲載されました。各誌が取り上げた特集記事の概要をご紹介させていただきます。

    ■週刊新潮20180517号特集記事 夢の「タワーマンション」からまっ逆さま 住民が悲鳴をあげた「修繕費が足らない」

    タワーマンションは通常のマンションよりも大規模修繕工事の費用がかなり割高になる。

    住居利用がメインで所有者の危機意識が高いマンションは現在から対策を練られているが、投資目的の割合が多いマンションでは、修繕積立金の値上げが思うようにできず、将来の修繕に不安を抱え、スラム化や、売却・賃貸の流通性を維持できない危険性を孕んでいる。

    ■週刊ポスト20180518号特集記事 65歳すぎてからのまさか。老後資産の万が一をどうする「完全マニュアル」

    (想定)マンション価格が大暴落 中古マンションの相場は下がっているが、もっと下がらないうちにと慌てて売却するのは危険。

    高齢者向けの施設は、住居費や生活費が思ったよりも高額となることがある。入居(売却)を先延ばしにすることができれば、その間の住居費が浮き、マンションの価格下落分を吸収できる。

    ■週刊エコノミスト20180515号 固定資産税を疑え「高すぎる」評価額に要注意

    毎年4月から5月に届く「固定資産税等の納付書(決定通知書)」この評価額が実態(実際に売れる金額)とかけ離れている。

    実態よりも低く評価されている分には、固定資産税等の税額も低くなるため問題ないが、地価下落の現在、実態よりも評価額が高いケースも多い。固定資産税は市町村が一方的に決めるため、評価額の決め方も不透明であり、いわば言い値で納めなければならない税金になる。

    ■週刊現代20180526号 逃げ遅れれば、あなたのマンションもタダ同然に ついに始まった「高級マンション」投げ売りから暴落へ 東京五輪までは値下がりしないは大ウソだった

    いま不動産業界は崖っぷちにあり、いつ暴落してもおかしくない状況にあり、すでに誰が最後のババを引くか、押し付けあう段階に入っている。人口減少により需要が細り、団塊世代が亡くなり始めると空き家が大量に供給が増えるので、いずれ大崩壊が訪れるのは間違いない。今はその序章。

    具体的には、東京湾岸、品川などの港南に、武蔵小杉など、不自然なほど供給過剰になっており、急激な人口増加にインフラが追いついていない地域が危ない。

    ■週刊ポスト20180525号 通勤地獄に耐え続けたのに、郊外に買った夢のマイホームが不良債権と化した団塊世代の悪夢

    郊外の住宅地は高齢化と人口減少で空き家が増加中。持ち家の価値は下がる一方で、売却しようにもなかなか売れない。老後に思わぬ落とし穴が待っていた。しかし、今後は良質な物件が買い手市場で買えるため、これからの世代は恵まれた環境になる。

    各誌で掲載された記事の詳しい内容をお知りになりたい方は、特集記事をぜひご覧になってみてください。

    それにしても、このような状態になっているのは、政治・行政の無策・失政と言ってもいい。現在、中古住宅の流通を促進しようと細かい手だてをしているが、焼け石に水という状況。新築の総量規制をするなどの思い切った手を打たなければどうしようもない、というところまで来てしまっている。

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    大空室時代・不動産投資サバイバル(週刊東洋経済)

    • 2018.04.16 Monday
    • 15:25

    JUGEMテーマ:不動産投資

     

    週刊東洋経済2018.04.12号 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/17918 に、不動産投資の現状を特集した記事「大空室時代・不動産投資サバイバル」が掲載されました。

    今、不動産投資市場で騒ぎになっているのが、女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズが民事再生法を申請した事件。

    この事件の概要は、シェアハウスを家賃保証でサラリーマンを中心に販売したものの、入居者が集まらず資金繰りに窮して保証していた家賃の支払いが滞り、借入金で購入したサラリーマン大家が返済に窮しているもの。

    投資にはリスクがあり、購入した家主が第一に責任があるのかもしれませんが、いい加減な販売をしたスマートデイズ、ずさんな融資をしたスルガ銀行にも問題があったのではないかと争われている。

    司法がどのような判断を下すのか、今回の問題は判決を待つしかありませんが、今回のようなことが起こりえることは、不動産の専門家の多くが警笛を鳴らしていました。

    売り上げを上げなければならない業者、融資先がなく貸し付けたい金融機関は、家主の将来リスクには目をつぶって、自社の利益に走り、それを見抜けなかった家主は、今回と同じような状況に陥っています。

    クルマを走らせると至る所で建築されているアパート・マンション。

    ほとんどがサブリース方式(先の家賃保証と同じ)で運営されることになっておりますが、築年数が新しいうちはまだしも、古くなってきて空室が増えると、設定された賃料の減額を求められ、これが受け入れられない場合は契約解除となる。

    この結果、借金の返済をするに際して家賃だけでは足らず、手持ち金(収入)から不足分を補填する必要が生じる。

    だらだらとお金が流出するのを避けるために売却を試みてみるものの、借入金額を下回る金額でしか売れず、さらに高額な資金の投入が必要となることから、売却することもできない。

    大量のアパート・マンションの供給が続き、住宅のストックが溜まり、持ち家だったマンションや戸建ても賃貸市場に入ってくるなか、人口や世帯が減少する方向へ進んでいるのだから、不動産投資にリスクがなくバラ色の未来が待っていると考えるなら、それは、不動産投資に限らず本質が見えていないのかもしれません。

    どの業界、どの市場でも同じように、右肩上がりの成長局面なら気にしなくてもよかったことが、右肩下がりの縮小局面の場合、より慎重に、よりシビアに見て判断することが必要となる。

    世に出ている不動産投資の成功事例(書籍など)は、ほんの一握りの事例で、ほとんどの人がうまくいかずに退散、退散までたどり着ければいいほうで、冒頭のかぼちゃの馬車事件のように退散する前に撃沈してしまう人も珍しくない。

    起業でも、恋愛でも、受験でも、成功した事例やノウハウを紹介している書籍が多いが、希少なことだから書籍になっているので、自分を同じようにできると思うのは危険です。

    今回の特集記事では、不動産投資を行うための考え方から注意点まで掲載されておりますので、それでも進みたい方は一読をお勧めします。

    不動産投資は購入がゴールではなくスタート、売却・ローン完済までたどり着いてゴールです。完走できるように、マラソンと同様、事前の練習(勉強)が必要です。

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    サブリースはリスクゼロ?

    • 2018.04.03 Tuesday
    • 10:02

    JUGEMテーマ:不動産投資

     

    とっても重要で、よくある事例で、分野を問わず共通するものの、思ったよりも浸透していない、知られていない、しかし、知っておきたい、本質を押さえておきたい、最近露呈した不動産がらみの問題をご紹介します。

    (事件の概要)投資家向けに女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を販売・運営してきた不動産会社「スマートデイズ」が、賃借料の支払いを停止し、巨額のローン返済に苦しむオーナーが集団訴訟を起こしました。同じような状況に陥ったのは約700人に及び、被害総額は1千億円に上る恐れもあるという。

    詳細:https://www.sankei.com/premium/news/180331/prm1803310019-n1.html

    不動産投資、アパートなどのトラブルで多いのが「サブリース」です。サブリースとは、アパートなどを業者が一括して借り上げて、毎月の家賃を一定期間保証する仕組み。

    不動産投資で一番心配される空室と収入減少が避けられる、安定した利益を得られる、返済の不安がない、という勘違い、見落としから起こるトラブルです。

    できもしない約束(家賃保証)をする業者にも問題がありますが、その一方で、不動産投資業という商売であるから、リスクが伴うことを意識されていないのも問題があると思います。

    今回の事件で、普通に考えれば、そんな話はないでしょうと簡単に分かりそうですが、欲や不安などの感情から、見えなくなってしまったのでしょうか。

    他人(業者)を当てにするということは、楽かもしれませんが、他人任せというリスクがあるということです。なにか失敗しても、その人、その業者を選んだ自分が悪いということになります。

    もし、このような事態となったら、対応できるのかどうかを検討するのが一番最初です。不動産に限らず、結婚でも、学校でも、就職でも同じことだと思います。

    最後に、記事の詳細記事からの抜粋。

    「魔法が解けたシンデレラのように、バラ色の未来から一転、“ローン地獄”の境遇に追い込まれる人々を生んだ今回の騒動。スマートデイズの元役員は「人間は、不安が大きければ大きいほど夢にすがりたくなるものだ。その心理に訴えかけたのがわれわれだった」と振り返った。」

    不動産投資の本や雑誌、営業活動などを見ていると、そんな簡単にうまくいくわけないでしょ、と思うことも多くあります。成功の陰に数倍、数十倍、数百倍以上の失敗があるということをお忘れなく。

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    まだ買うな!不動産(週刊エコノミスト)

    • 2018.04.03 Tuesday
    • 09:01

    JUGEMテーマ:住宅

     

    公示地価、基準地価、路線価など、毎年、不動産に関する指標が発表されると、それに呼応して経済誌を中心に不動産の特集記事が掲載されます。

    今年の公示地価が発表されると、先陣を切って週刊エコノミストが「まだ買うな!不動産」という特集記事を掲載しました。

    記事は、ここ数年、同じような内容となっておりますが、TVのワイドショーやコメンテーターのように、同じことを繰り返し伝えることが大事なのかもしれません。

    特集記事の概要は次の通りです。

    「好調を維持してきた都心部マンション新築の売れ行きが鈍り、在庫が増えてきた。新築マンション市場は値崩れを起こす寸前にある。」

    この要因は「マンション価格はもはや一般的な消費者が許容できる範囲を超えている。」ことに尽きる。

    「マンション市場とて他の商品と同様、中期的には需給関係で価格が決まる。空き家の増加が社会問題化する日本の住宅市場では、本来ならばここまで値上がりが許容されることはないはずだ。」

    特集記事では、世間で言われている「東京五輪と消費税増税前の駆け込み」で不動産はどこでもなんでも値上がりだ、という昭和期、バブル期のような時代遅れの発想もバッサリ切りこんでいる。

    そのような状況での住宅購入・保有を考えた場合、都心への距離、駅からの距離、生活利便性という従来の立地要素に加え、自治体の選択というのも重要になってくると警告している。

    最近、ラジオを聴いていると我孫子市、映画を観ると松戸市が、子育てを前面に押し出したCM展開をしている場面に出くわす。同誌でも取り上げられた流山市に触発されたのでしょう。

    この他に、住宅ローンの選択方法、不動産(マンション)分野で始まった「不動産テック(テクノロジー)」の紹介なども掲載されております。

    特集記事の詳細については、同誌をお手に取ってご確認ください。

    すべてに共通する普遍的な本質から考えれば、案外簡単なことなんですけどね、不動産市場は。

    目先の話題やニュースを、自己に都合がよいように好意的な解釈、聞きたくない情報を遮断するという欲や恐れで、狂わされてしまうのでしょうか。

    不動産投資物件のサブリースによるトラブル(今年は、かぼちゃの馬車というシェアハウス)など、その典型的な例です。

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    これから不動産売買をする方に必読の漫画が出ました

    • 2018.02.04 Sunday
    • 11:02

    JUGEMテーマ:住宅

     

    不動産の売買を近々お考えの方、もしくは、すでに動き出している方に、必読のコミックが出ました。経済紙や新聞、雑誌などで紹介され、徐々に部数が伸びているそうです。家を売る女に続き、ドラマ化されそうな内容、展開になっています。

    その漫画は「正直不動産(小学館発行ビッグコミックス連載中)」。公式サイトより紹介文を転載いたしますと「不動産業界の闇を曝け出す皮肉喜劇。営業に必要なこと以外、客に見せも教えもしないーーそんな不動産業界に前代未聞の爆弾が、いま炸裂する。登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は嘘を厭わぬ口八丁で売り上げNO.1を叩き出す凄腕だった。だが、とある地鎮祭で石碑を壊して以来、嘘が上手くつけなくなってしまった。千三つと言われる海千山千の不動産業界でかつての成績が一気に低下する中、永瀬は、嘘が上手くつけない正直営業で苦戦するが。不動産屋の裏側を全部ぶっちゃけちゃうニュー・ヒーロー、誕生。」

    正直不動産『第一話試し読み』https://shogakukan.tameshiyo.me/9784091897008

    原作者はこの漫画を描こうと思った心情として次のように述べています。「社会との接点の中で一番大事なところに不動産はあります。ところが、消費者は家を買う・借りるときに住宅の外観や部屋の内装ばかり見ているように感じます。不動産という名前の通り、家は動かないもので、住む環境も同じように大事にしないといけない。だけど、そういった考えが消費者にない。業界もあえてそこには触れない。このことが日本全体の住環境が良くなっていかない要因になっているのかもしれません」

    昨日、第1巻を読み、よく描いてくれた!と気持ちが高ぶった内容を一部紹介させていただきます。

    設定は、同じ不動産会社に嘘がつけない正直営業マンと成績のためなら平気で嘘をつける嘘つき営業マンがいます。その不動産会社へマンションの売却を相談に来たお客様に、媒介契約(売却依頼)の内容を二人の営業マンが説明しました。

    正直営業マン「諸事情で安くても早く売りたい処分売りなら専任媒介(補足:もしくは買い取り)、時間をかけてでも高く売りたいなら好条件のお客様を広く探す一般媒介がお勧めです。」

    嘘つき営業マン「一般媒介を勧めるのは自信がないから、やる気がない証拠、依頼するなら専任媒介がお勧めです。」

    補足:一般媒介は複数の会社へ同時に依頼できる。専任媒介は一つの会社へ独占的な販売を認める。

    結果、このお客様がどうなったのか、結果はネタバレになりますので、原作にて正直営業マンの解説(https://www.shogakukan.co.jp/books/09189700)をご覧ください。ヒントはhttp://diamond.jp/articles/-/69998

    第1巻ではこの他に、アパート建築とサブリースの闇、家主の隠れた思惑(これは知らなかった)、仲介手数料の仕組み、テナント営業のやり口、など。

    最後に本の帯に書かれた紹介文をご紹介します。「嘘が上手くつけないと、不動産営業ってこんなに大変。不動産屋の裏側、全部ぶっちゃけます。(中略)読めば、不動産屋に騙されなくなる物語が、いま始まる。無駄に金を取られるのは、もう終わりだ。」

    なお、船橋市に実在する正直不動産とは関係ないと思われます。また、中小零細よりも大手の方が営業成績にシビアで漫画と同じような世界が繰り広げられています。

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    通勤25分圏外の「勝つ街、負ける街」

    • 2018.02.02 Friday
    • 16:15

    JUGEMテーマ:住宅

     

    週刊ダイヤモンド(平成30年1月29日発売)に郊外の住宅地に関する特集記事「通勤25分圏外の「勝つ街、負ける街」」が掲載されました。

    記事紹介文「いま、郊外が危ない。人口減少と少子高齢化の荒波が刻一刻と首都圏や関西、中京をはじめとする大都市圏にも押し寄せつつある。そして、この荒波に耐え得る街は都心中の都心など、ごく一部。そして、郊外はもちろん準都心でも、まだら模様に「勝つ街、負ける街」が形成されつつある。その勝敗を分かつのは、都心からの距離だけではない。あなたやあなたの家族が住む街は勝ち残れるのか、徹底検証する。」

    記事の冒頭で、まず、都心、準都心、郊外の区分がなされました。千葉県北西部の常磐線エリアの場合、もちろん都心部はなく、準都心として区分されたのが常磐線の柏駅まで、武蔵野線より都心部側となり、それよりも都心から離れると郊外と区分されております。

    特集記事の1番目「拡大する街の格差」で、まず、TX沿線(柏の葉キャンパス、流山おおたかの森)が紹介されておりました。現時点での勝つ街第一位(郊外部門)となっております。ただし、一気に開発が進んだため、現在のニュータウンで起こっている急激な高齢化が起こるリスク(20年から30年後)も含んでいる。

    郊外の住宅地の他、ニュータウン、外国人街、高級住宅街と特色ごとに特徴的な街を取り上げて分析されております。

    特集記事の2番目では「街の未来はこれで変わる」と、鉄道や商業施設の開発、行政、教育、飲食業などから、伸びていく街の特徴を掘り込んでおります。

    先日、所用があって、武蔵小杉駅から川崎駅、矢向駅と南部線沿線を訪ね歩きました。

    武蔵小杉駅は、現在、吉祥寺や二子玉川などと並び、住みたい街ランキングで上位に名を連ねる街となりました。東急東横線、南武線に加え、横須賀線の駅が開業したことによる交通利便性と街を開発できる工場跡地が多くあった状況が相まって新しく開発されたことによります。

    川崎駅は大都市の中心ターミナル駅、同じ神奈川県の横浜駅と比べると、昭和のような匂いも残しつつ駅周辺の開発も進み雰囲気も良くなりました。

    矢向駅は南武線で川崎駅より2駅、位置によっては横須賀線の新川崎駅も利用できます。この駅は、駅前から住宅地が広がり、まさに住宅地にある生活者のための駅。

    紹介した南武線の三駅は、まさに、首都圏の駅を特徴別に分けたモデルのような駅です。

    住みたい街、地価の高さでは、川崎駅、武蔵小杉駅がダントツでしょうが、私個人は、暮らすなら矢向駅周辺の方がいいと思います。

    川崎駅の場合、駅から住宅まで距離が遠くなる、駅に着いても乗車するまでに時間を要する、大都市過ぎて、24時間眠らない街は風紀や治安などの不安を覚え、また、日常の生活での買い物も案外不便そう。

    武蔵小杉駅の場合、私個人が洒落た街が似合わないということもありますが、ランチを食べようとしてもお洒落なお店かチェーン店しかなく、ちょうどいい落ち着きどころがない。駅の混雑、同じ駅でも横須賀線と東急東横線や南武線は大きく離れ、どこまで使いやすいのか、さらに、一気に乱立したタワーマンションのハード、ソフト面の弊害もありそう。

    確かに、矢向駅は、馴染みのない人は場所や地名も分からないかもしれませんが、日常の生活が狭い範囲で完結し、駅も近く乗りやすい駅、暮らす人も老若男女問わず多くてなにげに便利で、古くからの住宅地のため、街に奥行きや深みがあって落ち着く、そして住宅価格が安い。

    大きく化ける、値上がりすることはないかもしれませんが、案外、こういう街の方が下がりにくく、ちょうどいいのではないでしょうか。

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